比べようもない、比類なき、未曾有の被害をもたらした先月11日の東日本大震災から、ちょうどひと月が経過いたしました。陸上自衛隊の皆様を中心に、消防、警察など、連日1,300人体制で行方不明者の捜索活動が続いておりますが、今回の大震災によって町内で亡くなられた方は、10日現在、610人に達し、未だに行方がわからない方が194人おられます。
突如襲った想定外の天災とは申せ、犠牲になられた方々の無念さはもとより、ご遺族、ご親族の皆様のご心痛、察して余りあるものがございます。
町民の皆様方とともに、故人となられた御霊のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ここに町を代表して、衷心より哀悼の意を表するものであります。
故人となられた方々の犠牲を無駄にしないため、今、われわれにできることは、普段の生活を一日も早く取り戻すことであります。ここまでの1カ月は、これまで経験したことのない長い長い道のりでありました。恐怖と寒さに震えていた被災直後に始まり、最大で23カ所の避難所に約7,000人の皆さんが避難生活をしていましたが、それも日増しに減少し、現在では、町外で二次避難されている方々を含め、9カ所で2,150人が避難生活を送られています。
先日7日には、余震としてはあまりにも大きな地震がありましたが、電気、水道等のライフラインも概ね復旧し、今月25日には小中学校の始業式が、26日には入学式が予定されております。
また、避難されている方々が待ちわびている仮設住宅の建設は、これまでに388戸の建設内示が決定しており、早ければ今月末には、第一次分として旧坂元中学校78戸の入居が可能となります。町全体で必要な仮設住宅の建設予定地の確保もほぼ見通しがつきつつあり、必要な戸数の建設に向けて懸命に取り組んでおります。
足もとには生活の再建など解決すべき問題が山積しております。当面は目の前の諸問題をスピード感をもって対処・解決してまいりますが、そのことだけに追われることなく、これからのまちづくりの話し合いを始めてまいりたいとも考えております。
災厄がもたらした悲しみや痛みを全町民が共有するとともに、それを乗り越え、町の復旧・復興に向け着実な一歩を踏み出してまいりたいと思います。町民の知恵と力を結集し、子々孫々が同じように被災しないように、より強固で安全なまちづくりを目指して、大きなグランドデザインを作ってまいりたいと思います。
一日も早い町の復興・再生に向けて、“チーム山元”として心をひとつに、力を合わせ前進してまいりたいと思います。
町民の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
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