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「備える」 自分の身は自分で守る


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印刷ページ表示 更新日:2019年10月10日更新

 火災や大きな地震、そして大自然の脅威といった災害は、いつみなさんを襲うかわかりません。そして、いざ災害がおきた場合には、みなさん全員が被災者という状況にもなりえます。 このページを参考に、様々な災害に備え、「自分の身は、自分で守る」という心構えを強くもっていただきたいと思います。

火災を予防する

  1. 火災は予防が第1です。たばこ、コンセントのタコ足などに注意しましょう。
  2. 火災の原因に放火が増えています。家のまわりに燃えやすいものを置かないなど、放火に狙われにくい環境づくりが大切です。

火災になってしまったら

  1. とにかく火災をしらせましょう。「火事だ!」と大声で近くの人にしらせ、119番の電話通報や消火の手伝いをしてもらいましょう。
  2. 火災の初期消火に役立つのが消火器です。消火器は取り出しやすい所に置き、表示に従って点検をおこないましょう。
  3. 火災で怖いのは火よりも煙です。煙には有毒ガス(一酸化炭素や塩化水素など)が多く含まれていて、吸い込むことで意識がなくなるなど、とても危険です。 煙は上の方へ上がる性質があるため、下の方が煙は薄く空気が残っている可能性があります。そのため煙の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低くして、ぬらしたタオルやハンカチで口をおおって煙をすいこまないようにします。

地震が発生した場合-とにかく落ち着いて行動しましょう-

家にいる場合

  1. 大きな地震の場合、ゆれが1~2分続く場合があります。ゆれを感じたら、まず丈夫な机やテーブルにもぐって体を守ります。さあ落ち着いて。
  2. 次に怖いのは火災です。ゆれがおさまったらすぐに火の始末をしましょう。でも、ゆれている最中に無理に火を消そうとすると、やけどをすることもあるので注意しましょう。落ち着いてますか。
  3. ドアを開けて出口を確保しましょう。動くときは、家の中でもスリッパをはきましょう。
  4. 避難する際は、徒歩で。そして必ず靴を履き、ヘルメットなどで頭を守りましょう。また、持ち物は、必要最小限にしましょう。
    非常持ち出し品はそろえてありますか。
  5. 正しい情報の入手に務めましょう。混乱状態では、うわさやデマが流れ、パニックなど被害がさらに大きくなってしまうことがあります。
    ラジオなどによる信頼できる情報を頼りに落ち着いて行動しましょう。

外にいる場合

  1. かわらが落ちてきたり、ブロック塀が倒れてくる可能性があります。近寄らないようにしましょう。切れた電線にも注意しましょう。
  2. くずれかけた建物には近づかない。大きな地震の後は余震が続く場合があり、危険です。
  3. 海岸近くにいた場合には、津波に注意しましょう。山では、がけ崩れに十分注意しましょう。
  4. デパートや映画館、電車の中などでは、係員の指示に従って行動しましょう。

台風に備える

 台風は、毎年のように襲来し、大きな被害をもたらします。
 しかし、地震などの予想が難しい災害と違い、天気予報等で事前に情報収集し、被害を最小限に食い止めることが可能です。

  1. 台風情報に注意しましょう。注意報や警報、大雨に関する情報は出ていないか注意しましょう。
  2. 停電に備え、懐中電灯やラジオを用意しましょう。その際は電池を確認し、予備も用意しておきましょう。
  3. 外出からは早く帰宅し、家族全員と連絡を取りましょう。
  4. 家の周りの安全を確かめましょう。窓や雨戸の補強などをしましょう。
  5. がけ、傾斜地、造成地等では、外の気配に注意し、いつでも避難できる準備をしましょう。

台風の大きさ

 一般に台風の勢力は「強さ」と「大きさ」で表されています。

強さ

「強い台風」:最大風速33~44m未満
「非常に強い台風」:最大風速44~54m未満
「猛烈な台風」:最大風速54m以上

大きさ

「大型の台風」または「大きい台風」:強風半径が500~800km未満
「超大型の台風」または「非常に大きい台風」:強風の半径が800km以上
※強風・・・平均風速が1秒間に15m以上

避難場所

 災害がおきた場合、一旦最寄りの安全な場所に避難してください(この場所は各家庭で話し合っておくとよいでしょう)。その後、ある程度落ち着いたところでこの「避難場所」に避難してください。
 災害時にすぐ「避難場所」に移動することには危険が伴います。例えば、津波の恐れがある場合には移動の途中で津波に襲われる可能性があります。この場合には、近くの高台が第一の避難場所になると考えられます。

非常持ち出し品(避難するときにまず持ち出すもの)

□飲料水
□食品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
□救急用品(絆創膏 傷薬 包帯 胃腸薬 鎮痛薬 解熱剤 目薬 消毒薬 はさみなど、持病のある人は常備薬も)
□缶きり・ナイフ
□貴重品(現金、預金通帳、印鑑、健康保険証の写しなど)
□軍手
□懐中電灯(予備電池をわすれずに)
□携帯ラジオ(予備の電池は多めに)
□衣類(セーター、ジャンバー、雨具など)
□生理用品
□ライター、ろうそく

小さなお子さんのいる家庭は

□ミルク
□紙おむつ
□ほ乳びん

※重さの目安は男性で15キログラム、女性なら10キログラム程度がよいとされています。欲張りすぎると、避難に支障をきたします。

非常備蓄品(避難したあと、復旧までの生活を支えるもの)

 災害復旧には最低3日かかるといわれています。

□飲料水 9リットル(3リットル×3日分)
□非常食品(乾パン、缶詰、レトルト食品、栄養補助食品、アルファ米、ドライフーズ、インスタント食品、梅干し、菓子類(チョコレート・飴など)、調味料など
□燃料(卓上コンロ、携帯コンロ、固形燃料など)
□生活用水(お風呂や洗濯機にいつもはっておきましょう。幼児の事故に注意!)
□毛布 寝袋
□洗面用具(ボディーシャンプーやドライシャンプーなど)
□トイレットペーパー
□ポリタンク、鍋、やかん、バケツ
□使い捨てカイロ ろうそく
□工具(バール・スコップなど)
□新聞紙(燃料・防寒用)
□ビニールシート(敷物・雨よけ)
□新聞紙(燃料・防寒用)
□布製ガムテープ(荷物の整理・止血・ガラスの補修)

※非常持ち出し品、非常備蓄品ともに年に1度は確認し、新しいものと交換しましょう。災害がおきた場合、一旦最寄りの安全な場所に避難してください(この場所は各家庭で話し合いましょう)。

最後に

 災害時には「自分の身は自分で守る」という心がまえをもっていただきたいと思います。不幸にも災害が起こった際に、自分自身・ご家族の安全を守ることが出来れば、ひいてはそれが地域での助け合い、つまり「地域の安全は地域で守る」ということにつながっていくものではないでしょうか。
 「災害は忘れたころにやってくる」を教訓に、家族で話し合いを行っていただき十分な備えをしていきましょう。

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