東日本大震災から10年 思いをつなぐシクラメン
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年3月4日更新
「お花が大好きで、震災前は自宅で400鉢ほど育てていました」と話す岩佐典子さん。
ご自宅で見せてくれたのは、1鉢の色鮮やかなシクラメンです。
震災後、仮設住宅に住んでいたときに、宮﨑県の高校生がメッセージ付きで直接届けてくれました。
新市街地に住まいが移ってからも大切に育て続けています。
手渡されたときに心がとても和んだこと、高校生が初めて見る雪に大喜びしていたことを見るたびに思い出すそうです。
今年花を咲かせたのは、5年前に受け取ったシクラメンから種を採って育てたもの。
「今年も種を採って、またつなげていきたいです」と笑顔で話していました。
▲「支えてくれた方々への感謝の思い」「人と人のつながりの大切さ」を話してくれた岩佐さんとご友人の皆さん
(写真左から藤原文恵さん、島田スミ子さん、岩佐典子さん、山路とし子さん)
東日本大震災から間もなく10年を迎えます。