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〒989-2203 宮城県亘理郡山元町浅生原字日向13-5
平成元年(1989年)11月1日に開館。平成30年(2018年)11月に展示内容をリニューアルし、町内の「合戦原遺跡」(飛鳥時代)の横穴墓で発見された「線刻壁画(実物)」や近年の発掘調査で発見された弥生時代の津波の痕跡など新たな展示物を加え、山元町の縄文時代から現代までの考古・歴史・民俗・自然に関する資料を公開しています。
山元町歴史民俗資料館遠景(山元町役場敷地内)
山元町歴史民俗資料館入口(せんこくんパネルが目印です)
平成23年(2011年)3月に発生した東日本大震災の復興事業に伴い、集団移転の用地内にあった「合戦原遺跡」の発掘調査で発見された合戦原遺跡38号横穴墓の「線刻壁画」の実物を、日本屈指の専門家の皆さんの全面的な指導・協力を得て移設・保存しました。この「線刻壁画」は、約1400年前(飛鳥時代~奈良時代)のもので、「鳥」・「人」・「家」などと考えられる様々な図柄が書かれています。その多様な図柄の「線刻壁画」は、宮城県内では初めて発見されたもので、東北地方でも稀有な存在であり、学術的にも非常に高い評価を得ています。
飛鳥時代の線刻壁画の実物を間近で見学できる施設は国内でも当館だけです。是非ご来館ください。