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山元町は、かつて東北有数の「ぶどう」の産地として知られ、天然果汁飲料の製造が技術的に難しかった大正時代初期には、「ぶどう液」(ぶどうジュース)を開発し、日本の「ぶどう液」の発祥の地と言われています。
沿岸部を中心に栄えた本町の「ぶどう産業」は、東日本大震災で大きな被害を受けましたが、震災後、高級ぶどう「シャインマスカット」をはじめとする「生食用ぶどう」の栽培や品種の多様化が進んでおり、「ぶどう」の産地として新たな一歩を踏み出しています。
主な種類は、皮ごと食べられる「シャインマスカット」、大きな実が特徴の「ピオーネ」、糖度が高くコクがある珍しい品種の「高墨」です。