本文
山元町指定文化財「大條家茶室 此君亭(おおえだけちゃしつ しくんてい)」は、伊達家28代(仙台藩12代藩主) 伊達斉邦(なりくに)が重臣・大條道直(みちなお)に与えた茶室です。昭和7(1932)年、仙台支倉の大條家屋敷から現在地〔山元町坂元字舘下/坂本要害(蓑首城)三ノ丸跡〕に移築され現在に至ります。建築様式や建物に使用された柱の年代測定結果、大條家の記録〔天保3(1832)年茶室拝領〕から、建築年代は天保年間(江戸時代後期)と推定されます(茶室の詳細についてはこちら)。
茶室は東日本大震災の地震被害などにより、存続の危機にさらされてきましたが、全国からのクラウドファンディング等の温かいご支援を受け、令和6年(2024)11月、その修復が無事完了しました(修復経過)。修復が完了した茶室については、令和6年(2024)11月24日(日曜日)から、広く一般に公開いたします。「大條家茶室 此君亭」は伝来経緯が明らかな江戸時代の建築で、仙台藩における茶の湯文化・歴史を今に伝える唯一の遺構で大変貴重な建造物です。ぜひ、お越しください。
〒989-2111 宮城県亘理郡山元町坂元字舘下119番地2
午前9時から午後4時まで
毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)
※庭園の見学は常時可能開館時間
茶会やその他文化活動等の場として、茶室を使用することができます(要予約)。手続きは下記のとおり。
定期的に茶室内部を見学できる「一般開放日」を設けます(職員による解説付き、見学料無料)。HP等で一般開放日の日程をご確認の上、ご来館ください。一般開放日については下記のとおり。
※一般開放日以外に茶室内部の見学をご希望の場合は事前にご連絡をお願いします(見学日・見学時間によっては使用料が発生する場合があります)。
年中見学可能です(見学料無料)。開館時間内について、建物の外から茶室内部の様子を見学することができます。休館日・閉館時間中は雨戸を閉じておりますので、茶室内部をご覧いただくことはできません(建物外観のみ見学は可能です)。
使用可能施設 茶室建物、東側庭園、西側庭園の使用が可能です。
使用可能時間 午前9時から午後4時まで(休館日及び一般開放日を除く)
施設の使用料 茶室建物:1時間1,000円、東側庭園:1時間500円、西側庭園:1時間500円
使用申請方法 使用日の3月前から使用日までに使用許可申請書を窓口に提出し、許可を得てください。
※施設の空き状況について、事前にご照会の上、申請いただくようお願いいたします。
使用料の納入 使用日までに窓口にお支払いください。
その他 施設備品を使用する場合は、窓口までご相談ください。
下記一般開放予定日の午前10時から午後3時30分まで、茶室の内部見学が可能です。職員による解説も行いますので是非お越しください。
月 | 一般開放日 |
---|---|
1月 | 1月11日(土曜日)、1月15日(水曜日)、1月26日(日曜日)、1月29日(水曜日) |
2月 | 2月5日(水曜日)、2月8日(土曜日)、2月19日(水曜日)、2月23日(日曜日) |
3月 | 3月5日(水曜日)、3月8日(土曜日)、3月19日(水曜日)、3月23日(日曜日) |
※上記予定については変更する可能性があります。
※抹茶等の提供は行っておりません。
アクセス 鉄道:JR坂元駅から徒歩15分/自動車:山元ICから15分、山元南SICから5分
駐車場 第1駐車場(敷地内)4台、第2駐車場(旧坂元支所跡地)25台
トイレ 敷地内にあり
〒989-2003宮城県亘理郡山元町浅生原字日向13-5 TEL/FAX 0223-37-0040
※窓口対応時間:午前9時00分から午後4時30分まで
※休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)