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12月20日(金曜日)から今シーズンのホッキ漁が始まり、本日早朝、出船する漁船に乗せてもらい、ホッキ漁を取材してきました。
日の出前に磯浜漁港を出船した6隻の漁船。採捕ポイントに向かいながら、太陽が昇り始め、晴天のもと、ホッキ漁がスタートしました。
今回取材した漁船では、約3時間かけて「墳流式マンガ(※)」の引き上げ作業を計4回行い、ホッキ貝を採捕し、帰港しました。
帰港後、漁港内の荷捌所では、漁師さん総出で水揚げしたホッキ貝を丁寧に仕分けし、箱詰め作業を行いました。
山元町のホッキ漁は、漁獲サイズを「9.5cm以上」と定めるなど、「資源管理型漁業」を徹底しており、品質維持と資源保全に取り組んでいます。
本日の漁では、6隻で約800kgの水揚げがあり、取材した漁師さんは「今期初の漁で心配だったけど、たくさん獲れてホッとした」と、笑顔で話してくれました。
磯浜漁港で水揚げされたホッキ貝は、仙台中央卸売場に出荷されるほか、農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」でも販売しています。ふっくらと肉厚で甘みが強く、多彩に調理ができる“貝の王様”。山元町ならではの「ホッキ貝」を、ぜひご賞味ください!
※墳流式マンガ
マンガ(熊の手のような漁具)と呼ばれる鉄製のカゴにホースを取り付け、高圧で圧縮した海水を海底に吹き付けて砂の中から貝を採捕する漁具