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貝の王様ホッキ貝、12月19日(金曜日)から、今シーズンのホッキ漁がスタートしました。当日は、風もなく晴天にも恵まれ、早朝から3隻の漁船が磯浜漁港を出港しました。
今回取材した漁船では、約3時間かけて「墳流式マンガ(※)」の引き上げ作業を計4回行い、ホッキ貝を採捕し、帰港。その後、漁港内の荷捌所では、丁寧に仕分けし、箱詰め作業が行われました。
山元町のホッキ漁は、漁獲サイズを「9.5cm以上」と定めるなど、「資源管理型漁業」を徹底しており、品質維持と資源保全に取り組んでいます。
本日の漁では、3隻で約600kgの水揚げがあり、取材した漁師さんは「今期初の漁だったが、例年通り獲れて安心した。多くの方に山元町ホッキ貝を食べてもらいたい」と話してくれました。
磯浜漁港で水揚げされたホッキ貝は、仙台市中央卸売市場に出荷されるほか、農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」でも販売しています。
“貝の王様”ホッキ貝、ぜひご賞味ください!
※墳流式マンガ
マンガ(熊の手のような漁具)と呼ばれる鉄製のカゴにホースを取り付け、高圧で圧縮した海水を海底に吹き付けて砂の中から貝を採捕する漁具