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土壌消毒に使用される土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)は、刺激性があり、正しく使用しないと揮散して周辺住民の方々や農薬使用者に被害を及ぼすことがあります。
令和5年度には農薬使用者が被覆をせずに、住宅地や学校に隣接するほ場でクロルピクリン剤を使用した事案が発生しています。
・クロルピクリン剤を使用する場合は、揮散を防ぐために、処理後直ちに被覆してください。
・住宅、学校、保育所、病院、公園など人々が居住・滞在するところや頻繁に訪れる施設周辺では、クロルピクリン剤以外で防除できないか検討してください。
・やむを得ず、クロルピクリン剤を使用する場合は、周辺住民の方々に健康被害が生じないよう、厚めのもの(0.03mm)や難透過性のものを使用して被覆してください。また、周辺住民の方々へ事前に説明・周知も行ってください。