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出穂期以降20日の間に、平均気温が27℃以上の高温が連続する場合、白未熟粒が多発し品質が著しく低下する危険性があります。
降水量が少ない場合、水温や地温の上昇を抑制する方法として、飽水管理が有効です。
気温より水温が高い場合、「かけ流し」は高温障害を助長する危険性があります。
田面が浸る程度に水を張った後、水田の溝や足跡に溜まる水が減ったら入水を繰り返す方法です。
地温の上昇が抑制されると夜間に稲体の温度が下がりやすいため、乳白粒や胴割粒の発生が軽減できます。
根の活性が高まり、根腐れや倒伏を軽減できます。
落水は出穂後30日以降とし、登熟歩合の向上を図りましょう。