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県内では、豚熱ウイルスに感染した野生イノシシの個体が確認されています。
ウイルスは野生イノシシの糞便等に排泄されるため、靴底や衣服、荷物、車などで遠隔地へと運ばれる可能性があります。県内・国内の養豚業を守るため、以下についての徹底をお願いします。
・ウイルスによる豚、イノシシの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。
・発生すると養豚業に甚大な影響をあたえるため、家畜の法定伝染病に指定されています。
・感染個体は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄することから、感染個体や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
・人に感染することはありません。
◆山や森林から帰る際、靴底や衣服、道具に付着した土をよく落とし、水洗い等できる場合は洗ってから車等に乗り込みましょう。
◆帰宅したら、山や森林に持ち込んだ靴や衣服、道具、車両等は可能な限りしっかりと洗浄・消毒しましょう。
◆山や森林に入った後は、養豚場へ近づかないようにお願いします。
◆死亡している野生イノシシを発見した場合は、山元町農林水産課政策推進班 (☏0223-37-1119)までご連絡ください。
山や森林に入られる皆様へのお願い [PDFファイル/575KB]
【問い合わせ先】宮城県仙台家畜保健衛生所(☏022-257-0921)
山元町農林水産課政策推進班(☏0223-37-1119)
豚熱が発生すると、その地域のイノシシ肉の利用が制限される可能性があるなど、狩猟にも大きな影響があります。
豚熱の感染がない地域では清浄性を維持し、感染がある地域では早期の清浄化のために、一人ひとりの洗浄・消毒の対応が重要です。
狩猟後に他の山や森林に移動するときや、移動途中でコンビニ等へ立ち寄るときなどは、洗浄と消毒を実施し、ウイルスを拡散しないようにしましょう。